外ケーブル
outer cable
橋梁耐震補強工事の1つである外ケーブル方式とは、現況で耐荷力の不足が認められる場合に、これを補うために防錆処理を施した緊張材を後付けでコンクリート部材・鋼材の外側に設置し、定着部および偏向部を介して構造部材に永続的なプレストレスを与える工法です。交通量の増加や通行車両の大型化、主桁の劣化等、耐荷力の不足を補う目的で施行され、既設構造物の外側にPC鋼材が配置されるため、維持管理が容易なため、高速道路、主要幹線道路をはじめとし多くの橋梁の補強工事に採用されています。緊張材、定着装置、偏向装置、緊張材の防護に使用する保護管や充填材などの材料で構成されています。外ケーブル方式のメリットには、「鋼材組立やコンクリート打設作業が軽減できる」「PC鋼材の点検や交換が容易」「構造物全体の耐荷性能を改善することができ耐久性に優れる」「交通を供用しながら橋の耐荷力を向上できる」などがあります。
設置手順
- STEP.01
- 打設口の削孔
- STEP.02
- アンカー削孔
- STEP.03
- 鉄筋配筋
- STEP.04
- 偏向管配置
- STEP.05
- 型枠組立
- STEP.06
- ケーブル取付工
- STEP.07
- 養生