お知らせ

新技術（NETIS登録技術）　推奨技術・準推奨技術について

NETISとは、
国土交通省が提供する新技術情報提供システムで、
民間企業が開発した新技術をデーターベース化して公開しています。

新技術情報提供システム(NETIS)ホームページ

NETISには、「推奨技術」「準推奨技術」というものがあります。
——————————————————-

【推奨技術】とは？
公共工事等に関する技術の水準を一層高めるために選定された、画期的な新技術のこと。

【準推奨技術】とは？
公共工事等に関する技術の水準を一層高めるために選定された、画期的な新技術（推奨技術には至らないもの）のこと。

インセンティブとして・・・
■ 工事成績評定への加点（施工者希望型のみ）
■ 総合評価方式への加点（配点は適宜決定）

——————————————————-
 

・活用促進技術とは？
新技術（NETIS登録技術）登録後、活用効果評価を実施したうち、評価結果が良い技術として
新技術活用評価会議が選定する、特定の性能又は機能が著しく優れている技術のこと。

・設計比較対象技術とは？
新技術（NETIS登録技術）登録後、活用効果評価を実施したうち、評価結果が良い技術として
新技術活用評価会議が選定する、技術の優位性が高く、安定性が確認されている技術。（活用実績10件以上）

・少実績優良技術とは？
新技術（NETIS登録技術）登録後、活用効果評価を実施したうち、評価結果が良い技術として
新技術活用評価会議が選定する、技術の優位性は高いが、直轄工事等における実績が少ない技術。（活用実績10件未満）

インセンティブとして・・・
■ 設計業務の比較検討において採用することを設計図書に明記（設計比較対象技術）
■ 試行の拡大（少実績優良技術）
■ 工事成績評定への加点（施工者希望型のみ）
■ 総合評価方式への加点（配点は適宜決定）

——————————————————-
 

そして、【令和6年度】の有用な新技術（10件）のうちの1件に
萩原工業様の「スーパーライト防炎クロス」が認定されました。

【準推奨技術⑦CG-210003-VE】
技術名称 ：養生用防炎クロス
（副 題）：ポリエチレン製保護フィルムを重ねなくても剥離剤による溶融や溶剤の浸透が 発生しないポリエチレン製防炎クロス
NETIS登録No.：CG-210003-VE

申請者 名：萩原工業株式会社
技術開発 者：萩原工業株式会社

Ⅰ 技術の概要
１．技術開発の背景及び契機 構造物等の塗装工事現場では、塗装剤などの飛散防止のため、広範囲にわたる養生クロスの敷設作業が行われ、また既存の塗膜には、有害物質を含む場合もあり防炎性を有する 養生クロスが求められている。 これまでの敷設作業は、足場の上に塩ビ製防炎シートを敷設した上に、隙間を塞ぐよう にポリエチン製保護フィルムを重ねて使用していたが1回の構造物等の塗装工事で用いるクロスは膨大な量となり、設置や搬入作業などかなりの重労働であった。

２．技術の内容 本技術は、構造物等の塗装工事に用いる耐薬品性保護シートで、従来は塩ビ製防炎シー トの上にポリエチレン製保護フィルムを使用していが、本技術の活用により、保護フィルムを重ねなくても剥離剤による溶融や溶剤の浸透が発⽣しない軽量で防炎性能を有したクロスのため、設置や撤去時の作業者への負荷が軽減される。また複数規格のクロスを揃えているため、使⽤期間や使⽤状況に合った防炎クロスを選定する事ができる。

３．技術の効果
経済性：敷設枚数が1枚で済むため、労務費・材料費が大幅に軽減する。
工 程：敷設枚数が従来の2枚から1枚でよく、作業量が減少する。
施工性：養生クロスが軽量のため、取扱が容易で有あり、作業者への負担も軽減される。
その他：防炎性能の無い保護フィルムを使用しないので、火災等のリスクが軽減される。

４．技術の適用範囲
①適⽤可能な範囲 ・防炎性能が必要な場所。 ・床等の養⽣が必要な場所。
②特に効果の高い適用範囲 ・溶剤系の剥離剤を使⽤する塗装塗替⼯事。
③適⽤できない範囲 ・60℃以上の高温環境下。 ・通常の養⽣シート取扱い条件下では、特になし。

剥離剤に強いPE製
橋梁の塗装をはがす際に使用される剥離剤。これがクロスに付着すると、クロスの劣化や、溶解や塗料カスによる床面の汚れにつながります。
スーパーライト防炎クロスは、剥離剤に耐性があるポリエチレン製。クロスに剥離剤が付着しても問題なく作業ができます。
5種類の剥離剤を塩ビ製とポリエチレン製のクロスそれぞれ一定量を付着させて経過観察を行った結果、ポリエチレン製クロスは剥離剤への耐性が確認されました。

「スーパーライト防炎クロス」は、養生用防炎クロス （ポリエチレン製保護フィルムを重ねなくても剥離剤による溶融や溶剤 の浸透が発生しないポリエチレン製防炎クロス）
本技術は、鋼構造物等の塗装に 用いる耐薬品性防護シートで、保護フィルムを重ねなくても剥離剤によ る溶融や溶剤の浸透が発生しない軽量で防炎性能を有した技術です。

萩原工業HPより　「養生用防炎クロス」が国土交通省より「令和５年度推奨技術等」に選定されました
国土交通省HPより　公共工事等における新技術の活用を促進するため、有用な新技術として、「推奨技術」・「準推奨技術」・「評価促進技術」を合計10件選定いたしました。
技術概要一覧　準推奨技術⑦
【令和6年度準推奨技術⑦】 技術名称 ：養生用防炎クロス